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人物名

人物名望玉蟾(望月玉蟾) 
人物名読みぼうぎょくせん(もちづきぎょくせん) 
場所京都  京都大雲院 
生年 
没年 

本文

望玉蟾、もとは望月藤兵衛といひて、印籠の蒔絵を業とせしが、池大雅と共に漢画をはじめんといひて、此老は唐伯虎を学び、又諸家の長ずる所をとりて、つひに一家をなす。はた漢学もありければ、図を心にまかせたり。殊に人物を画くに長ず。為リ人飄逸にしてしかも温和なる人也。ある時、画をこふ人、貴老の画は妙なれども名字唯三字にて、他人の官位あるひは号など長く書るにくらべてはけしきなし、何ぞ其名のうへに書給ふやうもや、といひしを、点頭してありしが、画とゝのひたるうへにて見れば、日本鍛冶ノ宗匠三品伊賀ノ守来金道上ノ町望玉蟾と書たるに、のぞみし客も絶倒せしとぞ。此門人に僧鼇山、及水月など画名ありき。