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春日若宮社歌合


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作品集名春日若宮社歌合 
作品集名読みかすがわかみやしゃうたあわせ 
作成年月日寛元四年十二月(1247年1月)
場所春日若宮社  (かすがわかみやしゃ)

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君か代のさかへてほとをふりつもる今年の雪のふかさにそしる

きみかよの−さかへてほとを−ふりつもる−ことしのゆきの−ふかさにそしる


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わきて猶雪ふるみちのかなしきは世にすみかたき山辺なりけり

わきてなほ−ゆきふるみちの−かなしきは−よにすみかたき−やまへなりけり


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さらぬたに人目稀なる故郷のよしのの山もみ雪ふるらし

さらぬたに−ひとめまれなる−ふるさとの−よしののやまも−みゆきふるらし


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人とはて里はふりにし宿なれはいつも跡見ぬ庭のゆきかな

ひととはて−さとはふりにし−やとなれは−いつもあとみぬ−にはのゆきかな


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此ころはあしのやへふきそれよりもひまなくつもる夜はのしら雪

このころは−あしのやへふき−それよりも−ひまなくつもる−よはのしらゆき


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一もとの松はそれとも見えぬまてみののを山は雪ふりにける

ひともとの−まつはそれとも−みえぬまて−みののをやまは−ゆきふりにける


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住みわひてよにふる道もたえぬへし妻木の山をうつむしらゆき

すみわひて−よにふるみちも−たえぬへし−つまきのやまを−うつむしらゆき


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ときしあれは神も心やなひくらんさかき葉したりふれるしら雪

ときしあれは−かみもこころや−なひくらむ−さかきはしたり−ふれるしらゆき


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年つもるゆきあひの間にふる雪のかさねて見する千きのかたそき

としつもる−ゆきあひのまに−ふるゆきの−かさねてみする−ちきのかたそき


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立つけふりいかにもゆれは富士のねに年ふる雪のきゆる日もなき

たつけふり−いかにもゆれは−ふしのねに−としふるゆきの−きゆるひもなき


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恋ひあへるあかりやいつく軒端まてつもりふたかる庭のゆきかな

こひあへる−あかりやいつく−のきはまて−つもりふたかる−にはのゆきかな


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神さふるならのたむけに見るまてにさほすきゆけはみゆきつもりて

かみさふる−ならのたむけに−みるまてに−さほすきゆけは−みゆきつもりて


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春日山み雪しふれはいととまた木すゑをたかくなりまさるらし

かすかやま−みゆきしふれは−いととまた−こすゑをたかく−なりまさるらし


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はる秋もとはれのみせは山里の雪にやあとをまついとはまし

はるあきも−とはれのみせは−やまさとの−ゆきにやあとを−まついとはまし


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春日山神代ふりにし跡ならし三笠の山につもるしら雪

かすかやま−かみよふりにし−あとならし−みかさのやまに−つもるしらゆき


00016
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いまはまた稀にも人をとひかたみ日数ふりぬる庭のゆきかな

いまはまた−まれにもひとを−とひかたみ−ひかすふりぬる−にはのゆきかな


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人とははいとひもせまし我か宿のみちふりうつむ夜はのしらゆき

ひととはは−いとひもせまし−わかやとの−みちふりうつむ−よはのしらゆき


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みよし野の山にいる人道もあらしかつふりまさる雪のふかさに

みよしのの−やまにいるひと−みちもあらし−かつふりまさる−ゆきのふかさに


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都にはしくるる雲のたえまより山の端みれはふれる白雪

みやこには−しくるるくもの−たえまより−やまのはみれは−ふれるしらゆき


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たつぬへき友まつ雪のきえかてにいましもつもるとしのくれかな

たつぬへき−ともまつゆきの−きえかてに−いましもつもる−としのくれかな


00021
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おのつからとはれましかはいかかせんつもりてふかき庭のしら雪

おのつから−とはれましかは−いかかせむ−つもりてふかき−にはのしらゆき


00022
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あま小舟はつ瀬のかたを見わたせはひ原やいつく山のしら雪

あまをふね−はつせのかたを−みわたせは−ひはらやいつく−やまのしらゆき


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ふみつくる跡見まほしき人はこてさもいたつらにつもるゆきかな

ふみつくる−あとみまほしき−ひとはこて−さもいたつらに−つもるゆきかな


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あはれとも思はは人のとひてまし雪ふりつもるやとはいかにと

あはれとも−おもははひとの−とひてまし−ゆきふりつもる−やとはいかにと


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まつち山待つほとひさに人もこす雪ふかからしきへのかよひ路

まつちやま−まつほとひさに−ひともこす−ゆきふかからし−きへのかよひち


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消えあへぬ友待ちかほに風さえてこほりはてたる庭のゆきかな

きえあへぬ−ともまちかほに−かせさえて−こほりはてたる−にはのゆきかな


00027
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いもかこぬ夜はの衣手さむけくてふかきね覚をあかしかねつつ

いもかこぬ−よはのころもて−さむけくて−ふかきねさめを−あかしかねつつ


00028
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思はしとおもへとつらき心をはならはし物とたれかたのまん

おもはしと−おもへとつらき−こころをは−ならはしものと−たれかたのまむ


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露わけてとはれし庭のあさち原枯れてそものはかなしかりける

つゆわけて−とはれしにはの−あさちはら−かれてそものは−かなしかりける


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あはれてふことのはたにもなきものをなにを命にこひ渡るらん

あはれてふ−ことのはたにも−なきものを−なにをいのちに−こひわたるらむ


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逢ふと見るその面影もいたつらにさめてはかなきうたたねのゆめ

あふとみる−そのおもかけも−いたつらに−さめてはかなき−うたたねのゆめ


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須磨の海士のしほたれ衣きもせぬに人をうらみの波そかけける

すまのあまの−しほたれころも−きもせぬに−ひとをうらみの−なみそかけける


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あちきなく暮るる夜ことに待ちわひてはてはむなしき床の独ね

あちきなく−くるるよことに−まちわひて−はてはむなしき−とこのひとりね


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ほにいつる尾花かもとのおもひ草たか心よりたねをまきけん

ほにいつる−をはなかもとの−おもひくさ−たかこころより−たねをまきけむ


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しろかみの老のすゑにはなりぬれと恋は昔にかはらさりけり

しろかみの−おいのすゑには−なりぬれと−こひはむかしに−かはらさりけり


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待つよひもかへる朝もよそにして身を中そらにものおもふころ

まつよひも−かへるあしたも−よそにして−みをなかそらに−ものおもふころ


00037
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恋ゆゑもかひなき老のわかいのちあふてふことにかへはおよはし

こひゆゑも−かひなきおいの−わかいのち−あふてふことに−かへはおよはし


00038
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月影もはやかたふきぬ我かせこかこんといひしはあらぬ夜はかも

つきかけも−はやかたふきぬ−わかせこか−こむといひしは−あらぬよはかも


00039
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さてもまたいつをかきりと過すらんはてなき恋のうきにまかせて

さてもまた−いつをかきりと−すくすらむ−はてなきこひの−うきにまかせて


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ほともなく色にいてぬる我か恋をおもひよらてや人のあやめぬ

ほともなく−いろにいてぬる−わかこひを−おもひよらてや−ひとのあやめぬ


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たれもまたむまれかはらん後のよをちきりはかりにたのむはかなさ

たれもまた−むまれかはらむ−のちのよを−ちきりはかりに−たのむはかなさ


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色に出つる涙も人のつらさにてつつめはいとぬるるそてかな

いろにいつ−るなみたもひと−のつらさに−てつつめはいと−ぬるるそてかな


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あふ事は夢をたのみてねたる夜も鳥の音きけは猶なかれけり

あふことは−ゆめをたのみて−ねたるよも−とりのねきけは−なほなかれけり


00044
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せきあへぬ涙はかりは見えすとも心のうちをえやはしられん

せきあへぬ−なみたはかりは−みえすとも−こころのうちを−えやはしられむ


00045
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なみた川あさ瀬やいつく物おもふ袖はさなから淵にそありける

なみたかは−あさせやいつく−ものおもふ−そてはさなから−ふちにそありける


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翁さひ人はすさめぬ年をへてことわりしらぬこひもするかな

おきなさひ−ひとはすさめぬ−としをへて−ことわりしらぬ−こひもするかな


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夜な夜なはねんかたしらすなけきつついま□夢にもあふよしそなき

よなよなは−ねむかたしらす−なけきつつ−いま□ゆめにも−あふよしそなき


00048
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いすはまたその夜の月のかたみたに見らくすくなくふる涙かな

いすはまた−そのよのつきの−かたみたに−みらくすくなく−ふるなみたかな


00049
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今はたたねなくに見えし夢そともおもひなしてやわすれはてまし

いまはたた−ねなくにみえし−ゆめそとも−おもひなしてや−わすれはてまし


00050
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つらさをも先かきやらし水くきのあとたえはててねこそなかるれ

つらさをも−まつかきやらし−みつくきの−あとたえはてて−ねこそなかるれ


00051
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玉の緒をくやしやあわによりつめてあひてもあはぬ人をこふらん

たまのをを−くやしやあわに−よりつめて−あひてもあはぬ−ひとをこふらむ


00052
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くるれともむなしき空をいくかへりおもひしらてはなかめかぬらん

くるれとも−むなしきそらを−いくかへり−おもひしらては−なかめかぬらむ


00053
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みかさ山したついはねの宮つくりうこきなき世のためしなりけり

みかさやま−したついはねの−みやつくり−うこきなきよの−ためしなりけり


00054
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色かへぬ松もときはの春日山いく万代のかけまもるらん

いろかへぬ−まつもときはの−かすかやま−いくよろつよの−かけまもるらむ


00055
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春日山花さく藤はつきもせぬ千とせの松やともと見るらん

かすかやま−はなさくふちは−つきもせぬ−ちとせのまつや−ともとみるらむ


00056
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春日山神のたもてる年月も君かや千世にあひおひのまつ

かすかやま−かみのたもてる−としつきも−きみかやちよに−あひおひのまつ


00057
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君か代のなかきためしや春の日の名におふ山のみねのわか松

きみかよの−なかきためしや−はるのひの−なにおふやまの−みねのわかまつ


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三笠山君の御かけにさしそへて朝日夕日の千代もくもらし

みかさやま−きみのみかけに−さしそへて−あさひゆふひの−ちよもくもらし


00059
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春日山しめうちはふる水かきのひさしき御代は神そしるらん

かすかやま−しめうちはふる−みつかきの−ひさしきみよは−かみそしるらむ


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春の日の名におふ宮のみやはしらなかきちきりのいつか朽ちせむ

はるのひの−なにおふみやの−みやはしら−なかきちきりの−いつかくちせむ


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君か代をいのる心にまかせたるいはひぬしとは神の御名なり

きみかよを−いのるこころに−まかせたる−いはひぬしとは−かみのみななり


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めつらしき春日の原の姫小松たれかはひかぬ千代のためしに

めつらしき−かすかのはらの−ひめこまつ−たれかはひかぬ−ちよのためしに


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朝日もてみとりはてらせ姫小松千代のよそひの山ものとけし

あさひもて−みとりはてらせ−ひめこまつ−ちよのよそひの−やまものとけし


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みな人のあふくをきけは春日山やすらけき世の道といふなり

みなひとの−あふくをきけは−かすかやま−やすらけきよの−みちといふなり


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久かたのあめのしたなる三笠山いく万代とさしてしるらん

ひさかたの−あめのしたなる−みかさやま−いくよろつよと−さしてしるらむ


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春の日のなかきためしの君か代をかねてしらする春日山かな

はるのひの−なかきためしの−きみかよを−かねてしらする−かすかやまかな


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姫小松きみかためしのある数にかならすこもる千世のゆくすゑ

ひめこまつ−きみかためしの−あるかすに−かならすこもる−ちよのゆくすゑ


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春日山いく万代をちきるとておひそふ松もわかきみのため

かすかやま−いくよろつよを−ちきるとて−おひそふまつも−わかきみのため


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あめのしたをさまれる代と三笠山嶺の朝日のかけそのとけき

あめのした−をさまれるよと−みかさやま−みねのあさひの−かけそのとけき


00070
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万代とさしてもいはしちはやふる三笠の山の神にまかせて

よろつよと−さしてもいはし−ちはやふる−みかさのやまの−かみにまかせて


00071
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春日山みねなる松のよろつ代を神もひさしきためしにやみん

かすかやま−みねなるまつの−よろつよを−かみもひさしき−ためしにやみむ


00072
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いのりおきし千世の光を照しても契をしれる神やまもらむ

いのりおきし−ちよのひかりを−てらしても−ちきりをしれる−かみやまもらむ


00073
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いくかへりはまの真砂をかそふともなほわか君の御代はつきせし

いくかへり−はまのまさこを−かそふとも−なほわかきみの−みよはつきせし


00074
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君をのみ祈る三笠のみしめなは万代かけて神もうけひけ

きみをのみ−いのるみかさの−みしめなは−よろつよかけて−かみもうけひけ


00075
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日のひかりのとかにてらせ春日山木たかき松のよろつ代まてに

ひのひかり−のとかにてらせ−かすかやま−こたかきまつの−よろつよまてに


00076
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いく千世とかきりもあらし三笠山わか葉さしそふ松のおひすゑ

いくちよと−かきりもあらし−みかさやま−わかはさしそふ−まつのおひすゑ


00077
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わか君にゆきあひとのの神なれはさそなかしこき代をまもるらん

わかきみに−ゆきあひとのの−かみなれは−さそなかしこき−よをまもるらむ


00078
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春日山しられぬ谷の埋木ももえ出つる春にいまやあひみん

かすかやま−しられぬたにの−うもれきも−もえいつるはるに−いまやあひみむ