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内裏九十番歌合


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作品集名内裏九十番歌合 
作品集名読みだいりきゅうじゅうばんうたあわせ 
作成年月日応永十四年十一月廿七日(1407年12月26日)
場所 

00001
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しもかれのころさへ月のやとりにて千とせの影そ松にのこれる

しもかれの−ころさへつきの−やとりにて−ちとせのかけそ−まつにのこれる


00002
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つかへつつよはひもたかき雲のうへの月のこほりを袖にみるかな

つかへつつ−よはひもたかき−くものうへの−つきのこほりを−そてにみるかな


00003
未入力 (xxx)

さえわたる影もこほりてみかは水ともにすむ夜の月そくまなき

さえわたる−かけもこほりて−みかはみつ−ともにすむよの−つきそくまなき


00004
未入力 (xxx)

さ夜ふかき庭の木の葉の霜のうへにひかりをそへてこほる月かな

さよふかき−にはのこのはの−しものうへに−ひかりをそへて−こほるつきかな


00005
未入力 (xxx)

さえわたる影もあまねき月よりや色もひとつの霜はおくらむ

さえわたる−かけもあまねき−つきよりや−いろもひとつの−しもはおくらむ


00006
未入力 (xxx)

ふくる夜の月にのこらぬ雲きえてさてもや影のなほこほるらむ

ふくるよの−つきにのこらぬ−くもきえて−さてもやかけの−なほこほるらむ


00007
未入力 (xxx)

やとれ月露よりなれしおもかけをさゆる霜夜の袖にのこして

やとれつき−つゆよりなれし−おもかけを−さゆるしもよの−そてにのこして


00008
未入力 (xxx)

ふけゆけは空にあらしのおとさえて雲まの月の影そこほれる

ふけゆけは−そらにあらしの−おとさえて−くもまのつきの−かけそこほれる


00009
未入力 (xxx)

雲井まてこほれる月やかはたけの夜もなかはしにさえわたるらむ

くもゐまて−こほれるつきや−かはたけの−よもなかはしに−さえわたるらむ


00010
未入力 (xxx)

いまははや露をは霜におきかへてあらぬやとりの月の影かな

いまははや−つゆをはしもに−おきかへて−あらぬやとりの−つきのかけかな


00011
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ひはらふく外山のひひきさえくれて月のこほりをまつあらしかな

ひはらふく−とやまのひひき−さえくれて−つきのこほりを−まつあらしかな


00012
未入力 (xxx)

こほるそとみるより空はなほさえて霜にへたてぬ月の影かな

こほるそと−みるよりそらは−なほさえて−しもにへたてぬ−つきのかけかな


00013
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むら雲をはらひつくせる山かせになほさえまさる冬の夜の月

むらくもを−はらひつくせる−やまかせに−なほさえまさる−ふゆのよのつき


00014
未入力 (xxx)

さえわたる雲井の月をみかは水うつれるかけやなほこほるらむ

さえわたる−くもゐのつきを−みかはみつ−うつれるかけや−なほこほるらむ


00015
未入力 (xxx)

しもさゆるあらしは松におとふけて月は雲井にかけこほるなり

しもさゆる−あらしはまつに−おとふけて−つきはくもゐに−かけこほるなり


00016
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ふけゆけはなほ影さむしあさちふの霜にこほれる冬の夜の月

ふけゆけは−なほかけさむし−あさちふの−しもにこほれる−ふゆのよのつき


00017
未入力 (xxx)

さゆる夜はこほりかさねて御かは水なほすみまさる庭の月かけ

さゆるよは−こほりかさねて−みかはみつ−なほすみまさる−にはのつきかけ


00018
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いまははや鴫たつ沢のかけもみすこほりにむかふ冬の夜の月

いまははや−しきたつさはの−かけもみす−こほりにむかふ−ふゆのよのつき


00019
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おのつからたたよふ雲もさゆる夜のあらしにはれてすめる月かな

おのつから−たたよふくもも−さゆるよの−あらしにはれて−すめるつきかな


00020
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在明のこほれるかけをさきたててあらしふけゆく山の端の空

ありあけの−こほれるかけを−さきたてて−あらしふけゆく−やまのはのそら


00021
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山のはもしも夜にさゆる松か枝のあらしをわけていつる月かけ

やまのはも−しもよにさゆる−まつかえの−あらしをわけて−いつるつきかけ


00022
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あきらけき君かひかりをなほそへて雲井にさゆる冬の夜の月

あきらけき−きみかひかりを−なほそへて−くもゐにさゆる−ふゆのよのつき


00023
未入力 (xxx)

吹きはらふ雲はあらしにととまらてそらにさえゆく冬の夜の月

ふきはらふ−くもはあらしに−ととまらて−そらにさえゆく−ふゆのよのつき


00024
未入力 (xxx)

あまつ空しももこほりもむすふそとかけよりみえてさゆる月かな

あまつそら−しももこほりも−むすふそと−かけよりみえて−さゆるつきかな


00025
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うちとけてねられぬ夜半の袖のしもむすひそへてや月もやとれる

うちとけて−ねられぬよはの−そてのしも−むすひそへてや−つきもやとれる


00026
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ふく風のゐなのささはら夜はふけておきそふ霜にこほる月かけ

ふくかせの−ゐなのささはら−よはふけて−おきそふしもに−こほるつきかけ


00027
未入力 (xxx)

ふけぬるかなほ影さむしおくしもの九かさねの冬の夜の月

ふけぬるか−なほかけさむし−おくしもの−ここのかさねの−ふゆのよのつき


00028
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さゆる夜はいかなる露のひかりにて秋より月のすみまさるらむ

さゆるよは−いかなるつゆの−ひかりにて−あきよりつきの−すみまさるらむ


00029
未入力 (xxx)

そらまても霜をかさねてすむ月のふけゆくままに影そこほれる

そらまても−しもをかさねて−すむつきの−ふけゆくままに−かけそこほれる


00030
未入力 (xxx)

みるままに夜ふかき空の霜きえて袖にも月の影そこほれる

みるままに−よふかきそらの−しもきえて−そてにもつきの−かけそこほれる


00031
未入力 (xxx)

しもさゆるみかきの竹の夜とともにかはらぬ月の影そこほれる

しもさゆる−みかきのたけの−よとともに−かはらぬつきの−かけそこほれる


00032
未入力 (xxx)

よそにゆく雲の波まてこほりけりさゆる霜夜の月の光に

よそにゆく−くものなみまて−こほりけり−さゆるしもよの−つきのひかりに


00033
未入力 (xxx)

さゆる夜のほともしられて山の端にこほれる雲をいつる月かけ

さゆるよの−ほともしられて−やまのはに−こほれるくもを−いつるつきかけ


00034
未入力 (xxx)

かねのおともあらしと共にふけゆけは霜夜の空にこほる月かな

かねのおとも−あらしとともに−ふけゆけは−しもよのそらに−こほるつきかな


00035
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さゆる夜はあらしのおともたかさこやをのへにこほる月の影かな

さゆるよは−あらしのおとも−たかさこや−をのへにこほる−つきのかけかな


00036
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影にたにおくそとみえし霜の色のいさこにふかき冬の夜の月

かけにたに−おくそとみえし−しものいろの−いさこにふかき−ふゆのよのつき


00037
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くれ竹のさ枝にやとる月ふけてあられ吹きまく夜半の木からし

くれたけの−さえたにやとる−つきふけて−あられふきまく−よはのこからし


00038
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風さゆる雲のころもに影とめてこほりかさぬる冬の夜の月

かせさゆる−くものころもに−かけとめて−こほりかさぬる−ふゆのよのつき


00039
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久かたの雲井にさえてみかは水こほりかさぬる千世の月影

ひさかたの−くもゐにさえて−みかはみつ−こほりかさぬる−ちよのつきかけ


00040
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あまつ空霜もみちぬる夜半とてや月にさえゆく鐘のおとかな

あまつそら−しももみちぬる−よはとてや−つきにさえゆく−かねのおとかな


00041
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影こほる月をは袖にしきわひぬとけてねぬ夜の霜のさむしろ

かけこほる−つきをはそてに−しきわひぬ−とけてねぬよの−しものさむしろ


00042
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さえわたる月のこほりもみかは水なかれ久しき御代てらすらし

さえわたる−つきのこほりも−みかはみつ−なかれひさしき−みよてらすらし


00043
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さゆる夜もふけゆく袖の霜のうへにこほりかさぬる月の影かな

さゆるよも−ふけゆくそての−しものうへに−こほりかさぬる−つきのかけかな


00044
未入力 (xxx)

ふけぬるかしも夜のかねの音よりもなほさえまさる月の影かな

ふけぬるか−しもよのかねの−おとよりも−なほさえまさる−つきのかけかな


00045
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すみのほる影よりやかてさゆる夜は霜をもまたて月そこほれる

すみのほる−かけよりやかて−さゆるよは−しもをもまたて−つきそこほれる


00046
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さむしろやねられぬままにみつるかなしももかさなる庭の月かけ

さむしろや−ねられぬままに−みつるかな−しももかさなる−にはのつきかけ


00047
未入力 (xxx)

あまつ空をさまる雲の浪まよりひかりをそへてこほる月かな

あまつそら−をさまるくもの−なみまより−ひかりをそへて−こほるつきかな


00048
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夏の夜もしもかとみえし玉しきの庭のまさこの冬の夜の月

なつのよも−しもかとみえし−たましきの−にはのまさこの−ふゆのよのつき


00049
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しくれつる雲ものこらぬ山の端に月さえのほる嶺の松かせ

しくれつる−くもものこらぬ−やまのはに−つきさえのほる−みねのまつかせ


00050
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ふけゆけはあらしもしももさゆる夜にこほりて月の影そさやけき

ふけゆけは−あらしもしもも−さゆるよに−こほりてつきの−かけそさやけき


00051
未入力 (xxx)

久かたのそらには月のこほる夜も雲の浪たつ風のおとかな

ひさかたの−そらにはつきの−こほるよも−くものなみたつ−かせのおとかな


00052
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影きよき雲まの月のさゆる夜は音しつかなる峰の松かせ

かけきよき−くもまのつきの−さゆるよは−おとしつかなる−みねのまつかせ


00053
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あまのはら雲のみをゆく風さえてこほりのうへにこほる月かけ

あまのはら−くものみをゆく−かせさえて−こほりのうへに−こほるつきかけ


00054
未入力 (xxx)

御溝水やとれる月の影さえてこほりをしける九重の庭

みかはみつ−やとれるつきの−かけさえて−こほりをしける−ここのへのには


00055
未入力 (xxx)

雲のなみかせもをさまる空さえてこほりにみかく夜半の月かな

くものなみ−かせもをさまる−そらさえて−こほりにみかく−よはのつきかな


00056
未入力 (xxx)

風さむみしも夜のかねのおとさえてふけすむ月も影そこほれる

かせさむみ−しもよのかねの−おとさえて−ふけすむつきも−かけそこほれる


00057
未入力 (xxx)

ふけゆけはさえこそまされ久かたの月のかつらも霜やおくらむ

ふけゆけは−さえこそまされ−ひさかたの−つきのかつらも−しもやおくらむ


00058
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うき雲をはらひつくして山かせのふけゆくままに月やさゆらむ

うきくもを−はらひつくして−やまかせの−ふけゆくままに−つきやさゆらむ


00059
未入力 (xxx)

風さえてはれゆくほとのうき雲にこほりさためぬ月の影かな

かせさえて−はれゆくほとの−うきくもに−こほりさためぬ−つきのかけかな


00060
未入力 (xxx)

久かたの空もひとつにすみのほる御はしの月の影そさむけき

ひさかたの−そらもひとつに−すみのほる−みはしのつきの−かけそさむけき


00061
未入力 (xxx)

つきてふる我か名もかけよわかのうらのたまもの雪のあとのしらなみ

つきてふる−わかなもかけよ−わかのうらの−たまものゆきの−あとのしらなみ


00062
未入力 (xxx)

ききしより名もむつましく思ふなりあしりの浦につもるしら雪

ききしより−なもむつましく−おもふなり−あしりのうらに−つもるしらゆき


00063
未入力 (xxx)

みわたせは浪もひとつにしろたへの雪にこきゆく浦のつり舟

みわたせは−なみもひとつに−しろたへの−ゆきにこきゆく−うらのつりふね


00064
未入力 (xxx)

松かせもおとしつまりぬふる雪のつもりの浦のあけほののそら

まつかせも−おとしつまりぬ−ふるゆきの−つもりのうらの−あけほののそら


00065
未入力 (xxx)

しら浪のせきふきこゆるおとはして雪をそおくるすまのうらかせ

しらなみの−せきふきこゆる−おとはして−ゆきをそおくる−すまのうらかせ


00066
未入力 (xxx)

ふりにけりみほのうら松それなからうらなみしらむ雪のあさあけ

ふりにけり−みほのうらまつ−それなから−うらなみしらむ−ゆきのあさあけ


00067
未入力 (xxx)

わかのうらやくち木の松にふる雪のつもれるとしもいまそかひある

わかのうらや−くちきのまつに−ふるゆきの−つもれるとしも−いまそかひある


00068
未入力 (xxx)

波かかるしつえはかりはあらはれて松につもりのうらのしら雪

なみかかる−しつえはかりは−あらはれて−まつにつもりの−うらのしらゆき


00069
未入力 (xxx)

あゆのかせ吹こしのうみもなきてけり雪にこきいつるなこのうら船

あゆのかせ−ふきこしのうみも−なきてけり−ゆきにこきいつる−なこのうらふね


00070
未入力 (xxx)

けさはなほきのふのうへにふりそへて名さへつもりのうらのしら雪

けさはなほ−きのふのうへに−ふりそへて−なさへつもりの−うらのしらゆき


00071
未入力 (xxx)

すみよしの浦路あけゆく波まより雪にかくれぬあはちしまやま

すみよしの−うらちあけゆく−なみまより−ゆきにかくれぬ−あはちしまやま


00072
未入力 (xxx)

なるみかた浦かせとほく吹きしきてしほひにつもる雪のあけほの

なるみかた−うらかせとほく−ふきしきて−しほひにつもる−ゆきのあけほの


00073
未入力 (xxx)

十かへりの花とみよとやわかのうらの松の木すゑにふれる白雪

とかへりの−はなとみよとや−わかのうらの−まつのこすゑに−ふれるしらゆき


00074
未入力 (xxx)

あけてみはなほやつもらむ玉くしけふたみのうらの夜半のしら雪

あけてみは−なほやつもらむ−たまくしけ−ふたみのうらの−よはのしらゆき


00075
未入力 (xxx)

わかの浦のみちさかえゆく御代にあひて雪わけそむるあとやのこらん

わかのうらの−みちさかえゆく−みよにあひて−ゆきわけそむる−あとやのこらむ


00076
未入力 (xxx)

ふくかせの音たてぬまてよさの浦の松にそつもる雪のあけほの

ふくかせの−おとたてぬまて−よさのうらの−まつにそつもる−ゆきのあけほの


00077
未入力 (xxx)

もしほくむうらのとま屋もうつもれて雪をそわくるあまのかよひ路

もしほくむ−うらのとまやも−うつもれて−ゆきをそわくる−あまのかよひち


00078
未入力 (xxx)

日影にもなほかかやきて山あひのをみのうらわにはるるしら雪

ひかけにも−なほかかやきて−やまあひの−をみのうらわに−はるるしらゆき


00079
未入力 (xxx)

風さむみすゑこす波と見しほとに雪そつもりの浦の松はら

かせさむみ−すゑこすなみと−みしほとに−ゆきそつもりの−うらのまつはら


00080
未入力 (xxx)

夕日さすいその松はらはれそめて雪しつかなる浦かせそふく

ゆふひさす−いそのまつはら−はれそめて−ゆきしつかなる−うらかせそふく


00081
未入力 (xxx)

吹きよわるほともしられてふる雪のやかてつもりの浦のまつかせ

ふきよわる−ほともしられて−ふるゆきの−やかてつもりの−うらのまつかせ


00082
未入力 (xxx)

しかのうらささ波よするみきはとやふりつむ雪もしたこほるらむ

しかのうら−ささなみよする−みきはとや−ふりつむゆきも−したこほるらむ


00083
未入力 (xxx)

浦かせになみもかからてふる雪に木すゑそなひくみほの松原

うらかせに−なみもかからて−ふるゆきに−こすゑそなひく−みほのまつはら


00084
未入力 (xxx)

こすゑにはつもりもあへす松かせのふけひのうらの雪の明かた

こすゑには−つもりもあへす−まつかせの−ふけひのうらの−ゆきのあけかた


00085
未入力 (xxx)

よるとみし木のまの浪もうつもれぬうらわの松の雪のあけほの

よるとみし−このまのなみも−うつもれぬ−うらわのまつの−ゆきのあけほの


00086
未入力 (xxx)

なにはかたあしへおしなへふる雪のすすろにつもる浦のしらなみ

なにはかた−あしへおしなへ−ふるゆきの−すすろにつもる−うらのしらなみ


00087
未入力 (xxx)

ふりつもる雪のひかりもあかしかたしはしはくれぬうらの遠近

ふりつもる−ゆきのひかりも−あかしかた−しはしはくれぬ−うらのをちこち


00088
未入力 (xxx)

なには人たくやあしひのけふりさへうつもれぬへくふれるしら雪

なにはひと−たくやあしひの−けふりさへ−うつもれぬへく−ふれるしらゆき


00089
未入力 (xxx)

あま人のしほくむたこのうらかせに袖にも雪はなほつもりけり

あまひとの−しほくむたこの−うらかせに−そてにもゆきは−なほつもりけり


00090
未入力 (xxx)

うらちかくなれてしほくむかよひ路も雪にやたとるすまのあま人

うらちかく−なれてしほくむ−かよひちも−ゆきにやたとる−すまのあまひと


00091
未入力 (xxx)

すみよしの浦よりをちはかつはれて雪にそむかふあはちしまやま

すみよしの−うらよりをちは−かつはれて−ゆきにそむかふ−あはちしまやま


00092
未入力 (xxx)

浦とほきしほの干潟もしら浪の又よするかとつもる雪かな

うらとほき−しほのひかたも−しらなみの−またよするかと−つもるゆきかな


00093
未入力 (xxx)

うらかせもをさまる時とふりつみて雪そたかしのうらの松原

うらかせも−をさまるときと−ふりつみて−ゆきそたかしの−うらのまつはら


00094
未入力 (xxx)

あま人のころもはすまもしら雪のつもれはかかる袖のうらなみ

あまひとの−ころもはすまも−しらゆきの−つもれはかかる−そてのうらなみ


00095
未入力 (xxx)

かきくらしふるとはみれとうらかせにつもりもあへぬなみのしら雪

かきくらし−ふるとはみれと−うらかせに−つもりもあへぬ−なみのしらゆき


00096
未入力 (xxx)

夜もすから志賀のうらなみおとたててあくる渚につもるしら雪

よもすから−しかのうらなみ−おとたてて−あくるなきさに−つもるしらゆき


00097
未入力 (xxx)

うらとほくふりくる程をまつしまやをしまは雪のかつうつむなり

うらとほく−ふりくるほとを−まつしまや−をしまはゆきの−かつうつむなり


00098
未入力 (xxx)

あけわたるよさのうらなみほのほのと雪まちわたるあまのはしたて

あけわたる−よさのうらなみ−ほのほのと−ゆきまちわたる−あまのはしたて


00099
未入力 (xxx)

みくまのの浦にふれともはまゆふのいくへつもれるほともしら雪

みくまのの−うらにふれとも−はまゆふの−いくへつもれる−ほともしらゆき


00100
未入力 (xxx)

せきの戸は雪よりあけてすまのうらやなほ雲ふかしあはちしま山

せきのとは−ゆきよりあけて−すまのうらや−なほくもふかし−あはちしまやま


00101
未入力 (xxx)

なにはかたこと浦よりもあしふきのこ屋にはふかくつもるしら雪

なにはかた−ことうらよりも−あしふきの−こやにはふかく−つもるしらゆき


00102
未入力 (xxx)

しら雪のふるかひありてわかの浦の松にや千代のあとをのこさむ

しらゆきの−ふるかひありて−わかのうらの−まつにやちよの−あとをのこさむ


00103
未入力 (xxx)

あけわたるよさのうら風吹きしきて雪になりゆくあまのはしたて

あけわたる−よさのうらかせ−ふきしきて−ゆきになりゆく−あまのはしたて


00104
未入力 (xxx)

しきたへのとこのうらかせしつまりて夜のまにつもる雪のあさあけ

しきたへの−とこのうらかせ−しつまりて−よのまにつもる−ゆきのあさあけ


00105
未入力 (xxx)

きよみかたしほのみちひも見えわかて雪となみとにうら風そふく

きよみかた−しほのみちひも−みえわかて−ゆきとなみとに−うらかせそふく


00106
未入力 (xxx)

わたのはらやそしまかけてふる雪にさらにかきりもなみの雪かな

わたのはら−やそしまかけて−ふるゆきに−さらにかきりも−なみのゆきかな


00107
未入力 (xxx)

ささなみやつりするあまの袖まても雪にそかへる志賀のうらかせ

ささなみや−つりするあまの−そてまても−ゆきにそかへる−しかのうらかせ


00108
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ふる雪のつもれはいととうらかせのおともをさまるみほの松原

ふるゆきの−つもれはいとと−うらかせの−おともをさまる−みほのまつはら


00109
未入力 (xxx)

うちよするおきつしらなみおとさえて雪になるみのうら風そふく

うちよする−おきつしらなみ−おとさえて−ゆきになるみの−うらかせそふく


00110
未入力 (xxx)

ふりつもるみきはの雪を吹きたてて浪もたかしの浦の夕風

ふりつもる−みきはのゆきを−ふきたてて−なみもたかしの−うらのゆふかせ


00111
未入力 (xxx)

すみよしのうら吹くかせもしつかにてはま松か枝につもるしら雪

すみよしの−うらふくかせも−しつかにて−はままつかえに−つもるしらゆき


00112
未入力 (xxx)

あとつけてまたふみなれぬしきしまやわかのうらわの雪をみるかな

あとつけて−またふみなれぬ−しきしまや−わかのうらわの−ゆきをみるかな


00113
未入力 (xxx)

ふり晴れし干潟の雪を吹きたてて又かきくもるおきつしほかせ

ふりはれし−ひかたのゆきを−ふきたてて−またかきくもる−おきつしほかせ


00114
未入力 (xxx)

松にふく塩かせまてもうつもれて雪にのこるやみほのうらなみ

まつにふく−しほかせまても−うつもれて−ゆきにのこるや−みほのうらなみ


00115
未入力 (xxx)

よさの海やうらかせわたるはしたての雪のたえたえみゆる松原

よさのうみや−うらかせわたる−はしたての−ゆきのたえたえ−みゆるまつはら


00116
未入力 (xxx)

浦ちかくこきくる舟のとましろく浪にもかけてみゆきふるらし

うらちかく−こきくるふねの−とましろく−なみにもかけて−みゆきふるらし


00117
未入力 (xxx)

松はなほさたかにみえてなみかせもをさまる浦の雪のあけほの

まつはなほ−さたかにみえて−なみかせも−をさまるうらの−ゆきのあけほの


00118
未入力 (xxx)

ふる雪のつもりもあへすなにはえのあしのかれ葉にかかるうらなみ

ふるゆきの−つもりもあへす−なにはえの−あしのかれはに−かかるうらなみ


00119
未入力 (xxx)

わたのはら雲にへたてぬうらうらもさたかにみゆる雪のあけほの

わたのはら−くもにへたてぬ−うらうらも−さたかにみゆる−ゆきのあけほの


00120
未入力 (xxx)

おしなへていつくの浦もかはかりや風しつかなる雪のあけほの

おしなへて−いつくのうらも−かはかりや−かせしつかなる−ゆきのあけほの


00121
未入力 (xxx)

あしの芽と見えしかたちをはしめにてくにつ社の神のかしこさ

あしのめと−みえしかたちを−はしめにて−くにつたしろの−かみのかしこさ


00122
未入力 (xxx)

いまは身のとしもいすすの川浪を千たひ百たひわたらへの神

いまはみの−としもいすすの−かはなみを−ちたひももたひ−わたらへのかみ


00123
未入力 (xxx)

君そすむ影をはうつすいはし水いく代のかすをかそへかさねて

きみそすむ−かけをはうつす−いはしみつ−いくよのかすを−かそへかさねて


00124
未入力 (xxx)

いはし水ゆくすゑとほき君か代を神もあらたにさそまもるらむ

いはしみつ−ゆくすゑとほき−きみかよを−かみもあらたに−さそまもるらむ


00125
未入力 (xxx)

かすか山ときはの松のかけにゐてなほすへらきの千とせいのらむ

かすかやま−ときはのまつの−かけにゐて−なほすへらきの−ちとせいのらむ


00126
未入力 (xxx)

君まもる千世のためしといはし水なかれもきよみ神やすむらむ

きみまもる−ちよのためしと−いはしみつ−なかれもきよみ−かみやすむらむ


00127
未入力 (xxx)

わか君のあふくに神もおいまつの千とせの友となほやまほらん

わかきみの−あふくにかみも−おいまつの−ちとせのともと−なほやまもらむ


00128
未入力 (xxx)

ゆくすゑをおもふもひさし跡たれていく代へぬらむすみよしの松

ゆくすゑを−おもふもひさし−あとたれて−いくよへぬらむ−すみよしのまつ


00129
未入力 (xxx)

六かへりの百とせあまり三かさやまあとたれし神のまもるこの御代

むかへりの−ももとせあまり−みかさやま−あとたれしかみの−まもるこのみよ


00130
未入力 (xxx)

春日山六十の老のさかこえぬ神と君とのめくみある世に

かすかやま−むそちのおいの−さかこえぬ−かみときみとの−めくみあるよに


00131
未入力 (xxx)

をとこ山千とせのさかもこえぬへし君かめくみのみちにまかせて

をとこやま−ちとせのさかも−こえぬへし−きみかめくみの−みちにまかせて


00132
未入力 (xxx)

いく千世か神ちの山の内にみえ外にあらはれ君まもるらむ

いくちよか−かみちのやまの−うちにみえ−そとにあらはれ−きみまもるらむ


00133
未入力 (xxx)

八しまもる神の宮ゐを九重のうちにいつよりいはひそめけん

やしまもる−かみのみやゐを−ここのへの−うちにいつより−いはひそめけむ


00134
未入力 (xxx)

たてかふる春日の神の宮はしら千たひや千たひ君そみるへき

たてかふる−かすかのかみの−みやはしら−ちたひやちたひ−きみそみるへき


00135
未入力 (xxx)

いはし水たえぬなかれをくむ君の千世もすむへき影やみゆらん

いはしみつ−たえぬなかれを−くむきみの−ちよもすむへき−かけやみゆらむ


00136
未入力 (xxx)

天の下くもらぬ御世とみかさやまさしてや君をなほまもるらむ

あめのした−くもらぬみよと−みかさやま−さしてやきみを−なほまもるらむ


00137
未入力 (xxx)

千世ふへき神のちかひやすみよしの松をためしのしき島の道

ちよふへき−かみのちかひや−すみよしの−まつをためしの−しきしまのみち


00138
未入力 (xxx)

松たにもひさしときくをすみよしの神はいく代かまもりきぬらむ

まつたにも−ひさしときくを−すみよしの−かみはいくよか−まもりきぬらむ


00139
未入力 (xxx)

やはらくるひかりもたかしをとこ山さかゆく御代をさそてらすらむ

やはらくる−ひかりもたかし−をとこやま−さかゆくみよを−さそてらすらむ


00140
未入力 (xxx)

あめつちの神代もきかすあしはらやいまほと国のをさまりしとは

あめつちの−かみよもきかす−あしはらや−いまほとくにの−をさまりしとは


00141
未入力 (xxx)

いはし水神のなかれのすゑとほくまもるにすめる君か御代かな

いはしみつ−かみのなかれの−すゑとほく−まもるにすめる−きみかみよかな


00142
未入力 (xxx)

をとこ山神のちかひもあらはれてさかゆく御代のすゑそ久しき

をとこやま−かみのちかひも−あらはれて−さかゆくみよの−すゑそひさしき


00143
未入力 (xxx)

いはし水そこにふかめておもふかな君かすむへき千世の久しさ

いはしみつ−そこにふかめて−おもふかな−きみかすむへき−ちよのひさしさ


00144
未入力 (xxx)

やほよろつかけてそすまむいはし水にこりなき世を神にまかせて

やほよろつ−かけてそすまむ−いはしみつ−にこりなきよを−かみにまかせて


00145
未入力 (xxx)

あふきみん君にたのみをかけまくもかしこき神のめくみある代に

あふきみむ−きみにたのみを−かけまくも−かしこきかみの−めくみあるよに


00146
未入力 (xxx)

あとたれてまもるもひさし石清水にこりなき世と神やすむらん

あとたれて−まもるもひさし−いはしみつ−にこりなきよと−かみやすむらむ


00147
未入力 (xxx)

上下の賀茂のやしろの木綿たすきかけてそいのる千代の行すゑ

かみしもの−かものやしろの−ゆふたすき−かけてそいのる−ちよのゆくすゑ


00148
未入力 (xxx)

いはし水すみはしめける代代をへてたくひはあらし君のめくみは

いはしみつ−すみはしめける−よよをへて−たくひはあらし−きみのめくみは


00149
未入力 (xxx)

神かきもいま色そへてすみよしの松にや君か千世はみゆらむ

かみかきも−いまいろそへて−すみよしの−まつにやきみか−ちよはみゆらむ


00150
未入力 (xxx)

神もさそみもすそ川のすゑとほくたえせぬ御代をなほまもるらむ

かみもさそ−みもすそかはの−すゑとほく−たえせぬみよを−なほまもるらむ


00151
未入力 (xxx)

代代にこえまもるもしるしいはし水君か千とせの影をうつして

よよにこえ−まもるもしるし−いはしみつ−きみかちとせの−かけをうつして


00152
未入力 (xxx)

をさまれる御代にそいととしられける神はたたしき道まもるそと

をさまれる−みよにそいとと−しられける−かみはたたしき−みちまもるそと


00153
未入力 (xxx)

雨露のひろきめくみをみかさやまさしてそまもる君か万代

あめつゆの−ひろきめくみを−みかさやま−さしてそまもる−きみかよろつよ


00154
未入力 (xxx)

やはらくる光を君にさしそへてあまてる神や代をまほるらん

やはらくる−ひかりをきみに−さしそへて−あまてるかみや−よをまもるらむ


00155
未入力 (xxx)

いはし水きよきなかれのたえせねは君か千とせの影そすみける

いはしみつ−きよきなかれの−たえせねは−きみかちとせの−かけそすみける


00156
未入力 (xxx)

千はやふる三笠の森の木綿たすきかけてそたのむ神のめくみを

ちはやふる−みかさのもりの−ゆふたすき−かけてそたのむ−かみのめくみを


00157
未入力 (xxx)

あまつ空ひかりをことにあふくかな照る日のみこと月よみの神

あまつそら−ひかりをことに−あふくかな−てるひのみこと−つきよみのかみ


00158
未入力 (xxx)

かすかすに神もまもれは君かへん八百万代のすゑそひさしき

かすかすに−かみもまもれは−きみかへむ−やほよろつよの−すゑそひさしき


00159
未入力 (xxx)

神もけにこころよすらんかすかやまいまたちかふるにひなみの宮

かみもけに−こころよすらむ−かすかやま−いまたちかふる−にひなみのみや


00160
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まもるらむみちをも代をもすみよしの宮ゐにおなし玉津しま姫

まもるらむ−みちをもよをも−すみよしの−みやゐにおなし−たまつしまひめ


00161
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宮はしらいまたちかへん君か代をてらすひかりの日のくまの神

みやはしら−いまたちかへむ−きみかよを−てらすひかりの−ひのくまのかみ


00162
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つきせしなわか神かきにあさな夕な君をも代をもいのるこころは

つきせしな−わかかみかきに−あさなゆふな−きみをもよをも−いのるこころは


00163
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君かためいく代か神もすみよしの松のよはひを契りおくらむ

きみかため−いくよかかみも−すみよしの−まつのよはひを−ちきりおくらむ


00164
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さかき葉に神のうけひくみしめなはなひくにつけて代をいのるかな

さかきはに−かみのうけひく−みしめなは−なひくにつけて−よをいのるかな


00165
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千世かけて松にちききりをすみよしの神やかはらすみちまほるらん

ちよかけて−まつにちきりを−すみよしの−かみやかはらす−みちまもるらむ


00166
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道まほるちかひをきけはわきて猶こころにたのむすみよしの神

みちまもる−ちかひをきけは−わきてなほ−こころにたのむ−すみよしのかみ


00167
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君か世に千たひうつさむ神ち山瑞殿のみや宮つくりして

きみかよに−ちたひうつさむ−かみちやま−みつとののみや−みやつくりして


00168
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やはらくるひかりはおなしちりひちの山となるへき御代のゆくすゑ

やはらくる−ひかりはおなし−ちりひちの−やまとなるへき−みよのゆくすゑ


00169
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かすかすに君をそいのるさきくさの三葉四葉の七の玉かき

かすかすに−きみをそいのる−さきくさの−みつはよつはの−ななのたまかき


00170
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すみよしの神につかふる身にしあれは君をそいのるよろつ代まてと

すみよしの−かみにつかふる−みにしあれは−きみをそいのる−よろつよまてと


00171
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をさまれる御代の千とせをみくまのの神にまかせてなほいのるかな

をさまれる−みよのちとせを−みくまのの−かみにまかせて−なほいのるかな


00172
未入力 (xxx)

君まほる七の神かきさらにまた代代にもこえてなほそさかへん

きみまもる−ななのかみかき−さらにまた−よよにもこえて−なほそさかへむ


00173
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いはし水神のちかひのそのままににこらぬ御代をさそまもるらむ

いはしみつ−かみのちかひの−そのままに−にこらぬみよを−さそまもるらむ


00174
未入力 (xxx)

風月のあるしとなれる天つ神光をそへよやまとこと葉に

かせつきの−あるしとなれる−あまつかみ−ひかりをそへよ−やまとことはに


00175
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もろ神のまもるしるしと君か世も共にさかゆくしきしまの道

もろかみの−まもるしるしと−きみかよも−ともにさかゆく−しきしまのみち


00176
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よろつとし祈りかさねんちはやふる神てふ神のまほる世なれは

よろつとし−いのりかさねむ−ちはやふる−かみてふかみの−まもるよなれは


00177
未入力 (xxx)

やはたやま神のいかきのみしめなはなかかれとのみ世をいのるかな

やはたやま−かみのいかきの−みしめなは−なかかれとのみ−よをいのるかな


00178
未入力 (xxx)

をしほ山松の千とせを契りつつ神にそいのる君か行すゑ

をしほやま−まつのちとせを−ちきりつつ−かみにそいのる−きみかゆくすゑ


00179
未入力 (xxx)

わきてなほ千世とそいのるいはし水なかれ久しき君かめくみを

わきてなほ−ちよとそいのる−いはしみつ−なかれひさしき−きみかめくみを


00180
未入力 (xxx)

天地の一かたならす君をまほるほしの位や七の神牆

あめつちの−ひとかたならす−きみをまもる−ほしのくらゐや−ななのかみかき